業務システムの本質は「UI中心」から「API中心」へ
昔、業務システムのUIに強く悩んでいた時期があった。
特に、クラサバ型のGUI中心の業務システムから、Webシステムへ移行していった頃は大変だった。今のようにブラウザで高度な動画やリッチUIが当たり前に動く時代ではなく、Web技術そのものに制約が多かったからだ。
「どうすれば使いやすいUIになるか」 「どうすればクラサバ並みの操作性を実現できるか」
当時はそこが大きなテーマだった。
しかし最近、AI駆動の開発を続ける中で、考え方そのものが変わってきた。
UIの重要性が相対的に下がる
AI駆動のシステムでは、人間向けUIの重要性が相対的に下がり、代わりに「API」が中心になっていく。
なぜなら、これからのシステムでは、人間が画面を操作するだけではなく、AIエージェント自身がシステムを操作するようになるからだ。
つまり重要なのは、
「人間にとって使いやすい画面」
だけではなく、
「AIが理解しやすく、呼び出しやすく、連携しやすい構造」
になっていること。
業務システムの本質が、UI中心からAPI中心へ移行し始めている。
業務機能をAPI化する
例えば、
- 商品登録API
- 在庫取得API
- 動画生成API
- 投稿API
- 顧客分析API
のように、業務機能そのものをAPI化しておくことで、AIエージェントがそれらを組み合わせ、自律的に業務を実行できるようになる。
これは単なる「自動化」ではない。
これまで人間がUIを操作して行っていた業務そのものを、AIがAPI経由で実行する世界への変化だ。
AIがAPIを使い、APIをAIが改善する
そして面白いのは、そのAPIを使うAI自身が、システム開発にも関わり始めていることだ。
AIにとって使いやすいAPIを設計し、そのAPIをAIが利用し、さらにAIがそのシステム自体を改善していく。
業務システムにとって重要な要素が、「画面設計」から「API設計」へ大きく変わり始めていると感じている。