VWork バイブコーディングフレームワーク

業務システムの「土台」を売る店を作りました — Kurage App Store

2026年8月5日

Kurage App Store を公開しました。業務システムのダウンロード販売です。

売っているのは完成品ではありません。非エンジニアが自分で改変して育てられる「土台」です。

なぜ完成品を売らないのか

業務システムを外注すると、たいていこうなります。

作ってもらった直後は満足します。半年経つと、業務が変わって合わなくなります。直したいけれど自分では触れないので、また見積もりを取る。小さな変更に数十万円かかる。だんだん頼まなくなり、Excelで回避するようになる。

完成品は、渡された瞬間から劣化していきます。変えられないからです。

一方、ゼロから作るのも現実的ではありません。AIがあっても、非エンジニアが白紙から業務システムを立ち上げるのは重い。何をどう持つかという判断が先に来るからです。

その中間が抜けていました。

抜けていたのは「改変できる土台」

欲しいのは、こういうものだと思っています。

これなら、業務が変わっても付いてこられます。育てられるシステムになります。

だから Kurage App Store の商品は、すべて MIT License です。商用利用・再販・改変・再配布が自由に行えます。買った人が改変して、自分のブランドで売っても構いません。

触ってから買えます

もうひとつ、この店で必ずやると決めたことがあります。

デモを触ってから買う。

ソフトを買わない最大の理由は「自社で使えるか分からない」です。スクリーンショットと機能一覧では、この不安は消えません。触れば10秒で分かります。

なので、商品にはデモを付けます。1本目の商品も、実際に発行画面を操作してPDFが出るところまで試せます。

1本目は「領収書をメールで送るシステム」

領収書メール送信システム(kinvoice)+ VWork教材 — 55,000円(税込)

領収書をPDFで発行して、ダウンロードURLをお客様へメールで送ります。データベース不要、外部ライブラリ不要。PHPが動くレンタルサーバーがあれば、FTPで上げるだけで動きます。

デモはこちら(パスワード demo2026・メールは実際には送信されません) https://proto.exbridge.jp/kinvoice/

コード自体は GitHub にMITで公開しています。誰でも取得できます。

VWork を組み込んだ理由

正直に書きます。VWork というフレームワークは、単体では売りにくいものでした。

VWork は、AIと仕事を進めるための作法をまとめたドキュメントです。目的と成果物の決め方、禁止事項、そして「できました」と言う前の確認手順。中身には自信がありますが、マークダウンの束を見せられても、価値が伝わりません。

これは、フレームワーク全般が抱える問題だと思います。抽象的なものは、それ単体では届かない。

動くものに載せると、途端に意味が出ます。

商品には、このシステムをAIと1日で作る間に実際に踏んだ6つの罠の記録を入れました。メールが「送信済」なのに届かない、設定を置いても効かない、動いているのに売り物にならなかった——全部本当に起きたことです。

そして、その6つはすべてVWorkの確認手順を守っていれば早く気づけたものでした。抽象的な作法と、具体的な失敗が対応している。この形なら伝わります。

非エンジニアの方がバイブコーディングを始めるとき、動く土台と、作法と、失敗の記録が同時に手に入る。それが役に立つはずだと考えています。

関連書籍『AIと作る自動取引ボット入門』

『AIと作る自動取引ボット入門』表紙

『AIと作る自動取引ボット入門:バイブコーディング×バイブトレーディングで暗号資産・FX戦略を育てる』(小嶋 篤 著・Kindle)は、非エンジニアがAIと対話しながらシステムを組み上げ、運用するまでを、実際の失敗と学びから全49章にまとめた実践書です。

この店で売っているものと、姿勢は同じです。完成品を渡すのではなく、自分で育てられる状態を作る。その具体的なやり方を書いています。Kindle Unlimitedなら追加料金なしで読み放題です。

これから

いまは1本だけです。ここから増やしていきます。

方針は決めてあります。買った人がAIに渡すだけで設置できることデモを触ってから買えること改変が自由であること。この3つを満たさないものは並べません。

出品にご興味のある方は、販売店登録からご連絡ください。現在は準備中のため承認制です。

Kurage App Store