Brainに業務システムのエンジニアがいない——だから、そこで戦うことにした
コンテンツ販売プラットフォームのBrainを研究していて、はっきり気づいたことがあります。
売れているのは、Webマーケティング・SNS運用・AI動画/画像生成のノウハウ。業務システムのエンジニアが、ほぼいない。
ランキングを眺めると、強いのはマーケティングのプロ(多くは非エンジニア)と、動画・画像生成で成果を出しているクリエイターです。「予約システムの排他制御」や「請求書発行の実務」を語る人は見当たりません。カテゴリすら存在しません。
なぜ業務システムのエンジニアはコンテンツ市場にいないのか
答えは単純で、作る力と売る力は完全に別のスキルだからです。
業務システムのエンジニアは、堅牢なものを作る訓練は受けていますが、自分をプロデュースする訓練は受けていません。タイトルの付け方、価格の設計、レビューの集め方、期待値のマネジメント——マーケターが呼吸のようにやることを、エンジニアはやったことがない。だからコンテンツ市場に出てこないし、出ても埋もれます。
私自身、エンジニア側の人間です。だからこの構造は他人事ではなく、Brainへの出品はマーケティングの筋トレを公開でやっているようなものです。実際、初出品は審査に落ち、書き直して通し、100円の教材に星1レビューをもらい、有料部分を増補して挽回しました。授業料は全部払いました。その過程で分かったのは、マーケティングは才能ではなく学べる技術だということです。
競争のいない場所で、自分にしかない在庫(業務システムの実務知)を、学んだ売り方で出す。ここで勝てればオンリーワンです。
根っこにあるのは「中小企業のIT化が高すぎる」問題
なぜ業務システムのノウハウを売ることに、ここまで力を入れるのか。根っこには市場への問題意識があります。
- 業務システムの導入は高コストです。SaaSは月額数千円〜数万円が使い続ける限りかかり、受託開発は50〜200万円。この固定費が中小企業の経営を圧迫しています
- その結果、本当は伸ばせる中小企業が、予算の都合でIT化に取り組めていない。予約も請求も在庫もExcelと電話のまま、大手との生産性の差が競争力の差になっていく
- 大手はDXに数億円かけられる。中小企業には数万円の「買い切り」の選択肢すら市場にほとんどない
AIエージェントの登場で、この構造は壊せるようになりました。「使う機能だけの業務アプリ」なら個人が数日で作れる時代です。作れる人が増えれば、中小企業が買える価格の選択肢が増える。 供給側を増やすことが、そのまま需要側の問題を解決します。
だから、エコシステムごと作っています
当社がこの1〜2週間で公開してきたものは、全部この一枚の絵の部品です。
- Kurage App Store — 買い切り55,000円の業務アプリを販売。出品は誰でも無料で、作った人の売り場になります
- 開発手順書(Brain・完成品と同価格) — 「作り方」に完成品と同じ値段を付ける実験。klchatbot編も
- 販売代理店制度 — 作らない人は紹介で参加(成果報酬最大30%)
- そして今回の新作、AIで業務アプリを作って稼ぐ副業の始め方(Brain・先行価格4,980円) — 全体の地図です。何を作るか・どう作るか・どこで売るか・宣伝の実践知(投稿テンプレ付き)・作らずに紹介で始める道まで、実際に回っている仕組みの中身を公開しました
エンジニアがこの教材で参入し、業務アプリを作り、ストアで売り、中小企業が55,000円でIT化する——「エンジニアの副業」と「中小企業のIT化」を同じ仕組みで解決するのが、この事業の設計図です。
正直な現在地
Brainの手順書はまだ売れていません。教材も今日出たばかりです。それでも書いているのは、この実験の経過を全部公開していく方が、同じことを考えるエンジニアと、IT化に悩む経営者の両方に届くと信じているからです。数字が出たら、良くても悪くもここで報告します。
関連リンク
- 新作教材: AIで業務アプリを作って稼ぐ副業の始め方(4,980円・値上げ前)
- 実物ストア: Kurage App Store / 1日で作ったklchatbotのデモ
- 会社のIT化の相談から: 業務システムの種類一覧 / 無料AI相談
- ゆるく聞きたい方: 名古屋AI経営勉強会(無料・匿名OK)