VWork バイブコーディングフレームワーク

その月額、いつまで払いますか——SaaSとパッケージのライセンス費を、OSS × AI開発でゼロにする話

2026年8月24日

名古屋でAIシステム開発の会社をやっています。今日は払い続けている費用の話です。

SaaSとOSSの対応表というページを公開しました。使っているクラウドサービスの名前から、同じ業務ができるオープンソースを引けるようにしたものです。

そもそも、何が問題なのか

クラウドサービスの料金は、利用する人数と期間に比例して増え続けます。1人あたり月額いくら、という形なので、社員が増えれば増え、使い続ける限り終わりません。

パッケージソフトも同じです。買い切りに見えて、毎年の保守料やライセンス更新料がかかり続けます。

3年、5年と積み上がったとき、その総額がシステムを1つ作る金額を超えていることは珍しくありません。しかも払い終わっても、手元には何も残りません。

「じゃあOSSで」が、これまで現実的でなかった理由

同じ業務ができるオープンソースは、ずっと前から実在していました。ライセンス費はかかりません。それでも多くの会社がSaaSを選んできたのは、自社の業務に合わせて直す作業に、人手と期間がかかったからです。

ここが変わりました。AIエージェントと対話しながら実装する「バイブコーディング」で、この部分の費用が大きく下がりました。当社の場合、土台にするOSSが決まっていれば、日本語化・画面・項目・権限・連携の変更とサーバー導入まで含めて、合計10時間以内・税込110,000円からです。

月額を払い続ける金額と、比べてみてください。

実際、何に置き換わるのか

対応表から抜き出します。いずれも当社がGitHubの公開情報からライセンスと日本語対応を実測して掲載しているものです。

使っているサービス 置き換えの候補
kintone NocoDB、Budibase、Appsmith
Salesforce Twenty、Krayin CRM、EspoCRM、SuiteCRM
Zendesk Zammad、Chatwoot、FreeScout、Frappe Helpdesk
Notion Outline、Docmost、AFFiNE、BookStack、Wiki.js
Tableau Metabase、Superset、Grafana
Backlog Plane、Wekan
Slack Mattermost、Rocket.Chat
Shopify Bagisto、Saleor
freee会計 ERPNext、Dolibarr

名前を知らないものが並んでいると思います。それが普通です。 中小企業の経営者が「Zammad」で検索することはありません。名前を知らないから、選択肢として浮かばない。だから今回、サービス名のほうから引けるページを作りました。

置き換えると、何が変わるのか

3つあります。

1. 払い続ける費用がゼロになる。 残るのは最初の構築費用と、以後のサーバー代(数百円〜数千円)だけです。人数が増えても増えません。

2. 業務に合わせられる。 SaaSは「標準機能に自社の業務を合わせる」ことになります。逆です。画面も項目も自社の業務に合わせて変えられます。

3. 資産とノウハウが残る。 ソースコードをお渡しします。開発はお客様のPCとお客様名義のAIエージェントで行うので、直し方ごと社内に残ります。以後は自社で改造しても、他社に頼んでも構いません。

置き換えないほうがよい場合

正直に書きます。次の場合は、いま使っているサービスをそのまま使うほうが安く、確実です。

当社は、見込みが立たない場合に「作らないほうがよい」と申し上げます。置き換えること自体が目的ではありません。

ライセンスの話も、正直に

オープンソースといっても、条件は同じではありません。当社はLICENSEの本文を実際に読んで区分し、各ページに利用条件を書いています。

「OSSだから全部タダで何でもできる」ではありません。ここを曖昧にしたまま導入すると、後から揉めます。

使ってみてください

相談の入口は3つあります。

まとめ

数字は実測しながら、このブログで報告していきます。

記載のサービス名・製品名は各社の商標または登録商標です。本記事は当社が独自にまとめた比較情報であり、各提供元が監修するものではありません。