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IT顧問契約の類似サービスを調べてみた——情シス代行・ヘルプデスク代行・常駐、8つの型と費用の幅

2026年8月30日

先日、AI-IT顧問契約という月次のサービスを作りました。作る前に、世の中に似たサービスがどれだけあるのかを調べたので、その記録を残します。

調べた結果をexbridge.jp/helpdesk/に20ページでまとめました。この記事はその要約です。

なお、特定の会社名やサービス名は書きません。 比較サイトの受け売りを事実として書くと、価格改定のたびに嘘になるからです。費用は公開情報から見た「幅」だけを書きます。

結論:市場は確立していて、価格帯もはっきりしている

まず分かったのは、「社内にIT担当がいないから外に任せる」という市場は、すでに十分に確立しているということでした。ニッチではありません。

費用の幅はこうなっていました。

  月額の目安
情シス代行(全体) 十数万円〜百万円超
中小企業向けの現実的な帯 十数万円〜数十万円
IT顧問契約 数十万円〜百万円超
ヘルプデスク代行 1人あたり数百円/1台あたり数千円の従量制も
(参考)社内SEを1名採用 年600万〜900万円

うちの15万円は、この幅の下限あたりです。 IT顧問を名乗る他社は数十万円からが普通なので、そこと比べるとかなり安い。ただし、安さより先に説明すべきことがありました。

8つの型に分かれていた

調べていくと、名前は似ていても引き受ける仕事がまったく違うことが分かりました。整理すると8つになります。

  1. 情シス代行 — PC手配、アカウント管理、資産管理、問い合わせ対応、ベンダー窓口
  2. IT顧問契約 — 継続的に相談できる相手。助言が中心
  3. ヘルプデスク代行 — 社員からの問い合わせを受ける窓口
  4. 社内SEの派遣・常駐 — 技術者に一定時間、来てもらう
  5. 共有型(シェアード)の情シス — 1人を複数社で分け合う
  6. スポット対応 — 困ったときだけ都度依頼
  7. 開発会社への外注 — 作るものが決まっている前提で1件ごとに発注
  8. 保守契約・監視サービス — サーバーやネットワークを見張る

いちばん大きな発見:ほとんどが「守り」だった

8つを並べて見えたのは、大半が運用中心だということです。

含まれる    ヘルプデスク、PC管理、アカウント管理、資産管理、
            セキュリティ運用、ベンダー窓口、障害対応
含まれない  システム開発、Webサイト制作
            → 「カスタム開発」として別料金になっているのが普通

つまり、止まらないようにする仕事です。これは必要な仕事ですし、社員数が多い会社ほど価値があります。

ただ、うちに相談が来る中小企業の悩みは、少し違うところにありました。

これらは全部「進めたい」側の話で、運用の契約では動きません。動かそうとすると、そのつど別見積になります。

だから、逆にしました

AI-IT顧問契約は、引き受ける範囲を逆にしています。

  一般の情シス代行 一般のIT顧問 AI-IT顧問契約
月額 十数万〜数十万 数十万〜 15万円〜
ヘルプデスク ◎ 中心業務 × 引き受けない
開発・Web制作 × 別料金 × 助言のみ ◎ 月額に含む
成果物 運用報告 議事録・助言 設計書・ソース・サイト

毎日のヘルプデスク当番と、24時間365日の障害対応は引き受けません。 そのかわり、設計して、作って、公開するところまでを月額に含めています。

これができるのは、実作業をAIにやらせているからです。調べる、書く、コードにする。人がやると15時間では終わらない量が、同じ15時間で進みます。うちは自社の製品も記事も動画も経理も同じやり方で回しているので、実験ではありません。

比べるときに見るべき3点

調べていて痛感したのは、金額だけ並べても比較にならないということです。同じ「月額◯万円」で中身がまるで違う。

見るべきはこの3つでした。

  1. 何をどこまでやるか — 問い合わせ対応だけか、作る作業まで含むか
  2. 時間の上限があるか — 月◯時間までか、無制限か、超えたらどうなるか
  3. 成果物が残るか — 報告書だけか、設計書やソースコードが手元に残るか

3番目が特に大事だと思っています。契約が終わったときに何も残らない形は、続ける以外の選択肢がなくなります。 うちがソースコードを渡すのは、切られても困らない品質で続けてもらうほうが健全だと考えているからです。

料金の作り方も書いておきます

時間と期間の2軸で、時間単価が下がる形にしました。

合計で最大40%。月30時間・1年契約で、1時間あたり10,000円が6,000円になります(月額180,000円)。月15時間の月次契約と比べて月額の差は30,000円で、時間は2倍です。

値引きではなく、実際にこちらのコストが下がる理由があるぶんを返しています。15時間だと打ち合わせと状況把握で一定の時間を使うので、時間が増えるほどその分が薄まる。期間が読めれば段取りのやり直しが減る。それだけの話です。

向いていない会社も書いておきます

向いているのは、「ITのことを相談できる相手が社内に1人もいなくて、しかも進めたいことがある」会社です。


調べた8つの型と、よくある12の状況を、20ページにまとめました。 IT担当を外に持つ方法|情シス代行・IT顧問・開発外注の違いと選び方

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