「テキスト情報の無いPDF」を見つけてから3時間で、note記事・解説動画・意見エッセイの3本を出した——考察の多形態展開もAIでやる
名古屋でAIシステム開発の会社をやっています。
今日、名古屋市のハザードマップのページで、市自身によるこういう一文を見つけました。
ハザードマップはテキスト情報の無いPDFです
洪水・内水・高潮・地震・津波+避難所の6種類 × 16区 × 7言語が、個別PDF(最大19.8MB)で配られています。検索できず、読み上げも効かず、自宅がどの色かはPDFを目視で探すしかありません。
この一行を起点に、同じ考察を3つの形に展開して、同じ日に公開しました。この記事はその実録です。
出した3本
① note記事(ですます調のnarrative) 「ハザードマップはテキスト情報の無いPDFです」——名古屋市の一行から考えた、税金と行政システムの話
一般の読者向け。事実の提示から入り、「自分の家を調べてみてください」で終わる構成です。
② 解説動画(約2分・自動生成) なぜハザードマップは使いにくいのか?
①のnote記事のURLを、自社の動画生成システム(kmontage)に渡しただけです。台本の生成、ナレーション(自社TTS)、画像、テロップ、品質ゲート(誤読・無音の検出)まで自動で、人間がやったのはURLを1つ投げることだけです。
③ 意見エッセイ(常体の政策提言) テキスト情報の無いPDF——税金で作る行政サービスは、住民が使える形であるべきだ
主張をいちばん強く出した版です。批判の対象は特定の誰かではなく「紙の地図をPDFにして納品・検収で終わる調達の型」という構造に向けています。
なぜ3形態に分けるのか
同じ内容でも、読む人の入口が違うからです。noteで出会う人、検索から動画に来る人、意見を読みたい人は重なりません。そして大事なのは、この展開作業自体がAI自動化の対象だということです。今回、起点の発見から3本の公開まで約3時間でした。
主張の裏付けは「実物」です
「行政サービスはAIで低予算に作れる」と言うだけなら誰でも言えます。私たちは同じ行政のオープンデータから、住所を入れるだけで判定が返るシステムを3本作って公開しています。
| システム | 何が分かるか |
|---|---|
| Kurage 土砂災害ハザードマップ | 警戒区域(イエロー/レッド)の内外・指定年月日 |
| Kurage 津波浸水想定マップ | 津波で何メートル浸かる想定か+海抜 |
| Kurage 避難所マップ | その災害で使える避難所まで徒歩何分か |
3本とも無料・登録不要で、判定に使ったデータの時点を必ず表示します。制作は1本あたり実質1日〜数日、運用費はほぼサーバー代だけです。
自社サーバーに置きたい方へ
同じ仕組みを自社サーバーで動かせる買い切り版(各 税込55,000円・ソース同梱・MIT)を Kurage App Store で販売しています。不動産・建設の物件調査や、BCPの拠点リスク整理に使われる想定です。
PDFを開いて目視で探す作業を、住所を入れるだけに変える。行政に対して言っていることを、まず自分たちの商品で実行しています。
同じような「PDFで止まっている情報」が、御社にもあるかもしれません。ご相談はお問い合わせからどうぞ。