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「国会トラッカー」は月間0回しか検索されていなかった——28ページの題名を実測で付け直した話

2026年9月25日

国会の会議録から質疑と政府答弁を集めて、ことがらごとに日付順で並べるページを28本公開しています。合計20,427件です。

90日間の検索表示回数は、0回でした。

何が起きていたか

Search Console の URL 検査で、個別ページはこう出ていました。

Discovered - currently not indexed
last_crawl: まだクロールされていない
found_via_sitemap: https://xb4g.com/giin/sitemap.xml

Google は見つけてはいるが、取りに来ていない状態です。

技術的な不備を先に潰しました。サイトマップは407URL、lastmod は全件に付いていて、取得日は3日前、エラー0。一覧ページから個別ページへの内部リンクは HTML に28本出ていて、JavaScript で描いてもいません。一覧ページ自体は索引に入っています。入口は入っているのに、中身が入っていない。

題名を測ってみた

作ったページの名前は「国会トラッカー」でした。個別ページは「◯◯は国会でどこまで来たか」。

キーワードプランナーで測りました。

語 月間検索数
国会トラッカー 0
国会 質疑 検索 0
議員 発言 記録 0
国会議事録 検索 590

自分で付けた名前は、誰も検索していませんでした。

一方で、扱っている中身のほうには需要がありました。

ことがら 月間検索数 集めた発言
年収の壁 110,000 1,392件
不登校 74,000 2,392件
更年期 60,500 253件
取適法 60,500 1,301件
消費税減税 40,500 1,784件
カスハラ 33,100 713件
OTC類似薬 22,200 495件
こども誰でも通園制度 22,200 390件
自動運転 18,100 1,839件
公益通報者保護法 12,100 591件
特別養子縁組 9,900 739件
内密出産 2,900 213件

「年収の壁」を月に11万人が調べていて、そのことがらについて国会で1,392件の発言があり、うちはそれを全部持っている。なのに題名には「国会トラッカー」と書いてありました。

直したこと

28本すべてに実測値を持たせて、題名の先頭を実際に検索されている語にしました。

{
  "key": "kisokojo-bukka-rendo",
  "name": "基礎控除の引き上げ・物価連動(年収の壁)",
  "seo_word": "年収の壁",
  "seo_volume": 110000
}
旧: 基礎控除の引き上げ・物価連動(年収の壁)は国会でどこまで来たか|愛知の国会議員 発言ログ
新: 年収の壁は国会でどう議論されたか|質疑と政府答弁

一覧ページも「国会トラッカー」から「国会議事録から、法案のいまを追う」に変えました。こちらは590の語に寄せています。

サイト名の足し方も直した

共通の処理で、全ページの題名に「|愛知の国会議員 発言ログ」を足していました。これで41字になります。

検索結果に出るのは全角30〜35字程度です。先頭に実測語を置いても、サイト名に押し出されて切れたら意味がありません。題名が22字以上ならサイト名を足さないようにしました。いま23〜32字です。

学んだこと

3つあります。

製品の名前は、機能の名前であって検索語ではありません。 「国会トラッカー」は中で何をしているかを正確に言い表していますが、その言葉で探す人はいません。名付けた側は自分の言葉に愛着を持つので、ここは測らないと気づけません。

題名を長くするのは、先頭を削ることと同じです。 サイト名やブランドを機械的に足す処理は、たいていどのサイトにもあります。それが一番大事な語を画面外へ押し出していないか、実際の文字数で見ないと分かりません。

索引に入らない原因は、技術的な不備とは限りません。 サイトマップもリンクも正しいのに取りに来ないのは、Google がそのページを取りに行く価値を感じていないということです。題名はその判断材料の一つです。

題名だけで解決するとは思っていません。参照元が1本しかないのも効いているはずなので、そちらも手を付けます。


国会の質疑と政府答弁を、ことがらごとに

出典は国会会議録検索システム(国立国会図書館)です。要約も論評もせず、発言をそのまま日付順に並べています。

作っているのは株式会社エクスブリッジ(名古屋市)です。