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国会議員のAI活用:AIエージェントで、質疑と質問主意書の叩き台を2〜3時間でつくる——すべての国会議員へのご提案

2026年10月18日

この記事は バイブコーディング的仕事ブログ(VWork Blog)へ移りました。 最新版はこちらです → https://exbridge.jp/vibeblog/2026-10-18-kokkai-giin-ai-agent-shitsugi.html

名古屋でAIシステムの開発をしている小嶋です。国会の会議録や質問主意書を扱うシステムを作ってきました。この記事は、すべての国会議員と議員事務所の方への提案です。

議員とAIエージェントで、国会の質疑や質問主意書の叩き台を一緒につくり、その過程を議員自身が発信する。この提案には、目的が2つあります。

提案の中身を18秒で見られる動画です(音はありません)。

1. この提案の2つの目的

効率化だけが目的ではありません。議員がどんなシステムを使い、どう考えて国会の仕事をしているのかを、有権者に見える形で伝えること。それ自体が、この提案のいちばんの目的です。

2. 使うシステムは、すべてオープンソース

使うのは、当社が作って公開している3つのシステムです。コードはGitHubでMITライセンスで公開していて、どの議員も、どの事務所も、同じ条件で使えます。

この3つをAIエージェント(Claude Code)から使うと、「このテーマで、これまで誰が何を聞き、政府は何と答えてきたか」を、数分で並べられます。

3. 企画の流れ

国会議員とAIエージェントで、質疑と質問主意書の叩き台をつくる流れ。当社がシステムをOSSで公開し、議員とAIで2〜3時間かけて質疑や質問主意書の叩き台をつくり、質疑や提出が終わったら議員自身がX・note・ブログ・YouTubeで過程を発信し、AIを使う議員として事務所や党へ広がる

  1. 1つのテーマで試す:議員が国会で続けて取り上げてきたテーマを1つ選び、議員と一緒に叩き台をつくります。叩き台なら、一緒に2〜3時間の作業でできます。
  2. 終わってから公開する:質疑や質問主意書の提出が終わったあとに、議員自身のX・note・ブログ・YouTubeで「どう作ったか」を発信します。記事の下書きは当社がお手伝いします。

4. 2〜3時間で、何をどこまでつくるか

叩き台をつくる2〜3時間の配分の例。これまでの質疑と答弁を年ごとに整理する30分、ほかの議員の質疑・質問主意書・統計を集める30〜45分、議員とAIで質問案と質問主意書の下書きをつくる60分、数字と引用を会議録の原文で確かめる15〜30分

たとえば次の配分で進めます。

事前に、選んだテーマのトラッカーと、議員の過去の質疑の一覧を当社で用意しておきます。当日の2〜3時間は、作る時間ではなく、決める時間にします。

2〜3時間で終わらないものもあります。質問主意書の言葉を最後まで詰めることや、事務所や党の中での確認は、そのあと事務所で行います。叩き台は、あくまで出発点です。

この企画を考えたのは、この数日、議員のXの投稿に国会の記録を添えて返信するために、新しいテーマのトラッカーをその場で作ってきたからです。1つのテーマの会議録を集めて公開するまで数分、使える答弁を探すのも数分でした。議員と一緒なら、そこから叩き台まで進めます。

5. あらかじめ決めておくこと

  1. 公開は、質疑や提出が終わったあと。質問の中身を事前に出すことはしません。
  2. AIに渡すのは公開資料だけ。会議録・質問主意書・公表された統計などです。陳情者の個人情報や未公表の情報は渡しません。
  3. AIは下調べと下書きまで。数字や引用は会議録の原文で確かめ、内容の判断と責任は議員と事務所にあります。
  4. 契約の形は、事務所の会計責任者とご相談のうえで決めます。会社が議員個人に作業を無償で提供すると、政治資金規正法上の寄附にあたるおそれがあるためです。当社の作業は、顧問契約などの有償の形を想定しています。システムそのものはOSSなので、誰でも無償で使えます。

6. この企画にかける思い

2026年の衆院選で、チームみらいは党員2,181人ながら、比例で381万票を得ました。党員1人あたり約1,750票で、日本保守党の約27票(146万票÷5.4万人)と比べると、桁が二つ違います(数字はチームみらいの381万票はどこから来たのかで確かめたもの)。熱心な支持者の数を大きく超える、組織に頼らない票です。「デジタルで政治が変わる」と期待した人たちの票だと、私は考えています。

ただ、その後の国会で、デジタル民主主義が大きく前進したようには、私には見えません。期待した分、物足りなさを感じている人もいるはずです。

議員の皆さんには、何年も積み重ねてこられた仕事があります。その仕事をAIエージェントでさらに深め、過程とシステムを公開する。デジタルに期待する人たちに、法案を実現できる議員と政党でこそデジタルが生きることを、示していただきたいと思っています。名古屋で国会のシステムを作ってきた者として、それを一緒に形にしたいと願っています。

よくある質問

AIが質問を勝手に作って、そのまま国会で使うのですか

いいえ。AIがするのは、過去の質疑や質問主意書を集めて並べることと、叩き台の案を出すことまでです。どの質問をするか、どの言葉で聞くかを決めるのは議員と事務所です。数字や引用は、会議録の原文で確かめてから使います。

どの党の議員でも使えますか

使えます。国会トラッカーも質問主意書アシストも、GitHubでMITライセンスで公開しているので、どの議員も同じ条件で使えます。全国の国会議員711人の発言ログも、どの議員にも同じ形で公開しています。

費用はかかりますか

システムそのものはOSSなので、使うのに費用はかかりません。当社が一緒に作業する場合は、政治資金規正法の決まりに合わせて有償の契約の形にし、契約の形は事務所の会計責任者とご相談のうえで決めます。

質問の中身が事前に外に出ることはありませんか

ありません。発信は、質疑や質問主意書の提出が終わったあとに行います。AIに渡すのも、会議録や公表された資料だけです。

議員事務所の方で、関心をお持ちいただけたら、お気軽にご相談ください。

政党・政治団体・議員事務所のAI活用のご案内 https://exbridge.jp/solution/seito.html#ref=vb-giin-ai