ジモティーは「カテゴリ」と「新着枠」で決まる——同じ勉強会に2本目を出して分かったこと
地域掲示板のジモティーに、名古屋・愛知で10本投稿しました。カテゴリも切り口もバラバラに試したので、どこに何を書くと読まれるのかが数字で見えてきました。全部実測値です。
カテゴリ別の閲覧数(実測)
| 投稿 | カテゴリ | 経過 | 閲覧数 |
|---|---|---|---|
| AIエージェントでAI駆動経営を一緒に勉強しませんか | メンバー募集 | 19分 | 91 |
| 名古屋AI経営勉強会 | メンバー募集 | 4日 | 107 |
| Codex・Claude Codeの始め方 | 助け合い | 4日 | 73 |
| バイブコーディングセミナー | 教室・スクール | 4日 | 68 |
| 営業会社の社長向けAI活用 | 助け合い | 4日 | 45 |
| AIで業務システムを作る開発会社 | 地元のお店 | 4日 | 44 |
| 求人・採用のAI活用 | 地元のお店 | 3日 | 25 |
| 経費削減のAI活用 | 地元のお店 | 1日 | 12 |
結論はシンプルで、「メンバー募集」が飛び抜けて強い。一方で事業者の紹介を書く「地元のお店」は、4日かけて44どまりでした。
ここには罠があります
「じゃあ全部メンバー募集に書けばいい」とはなりません。カテゴリ違いの投稿は削除されます。
私は実際に2回消されました。求人の話と経費削減の話を「助け合い」カテゴリに書いたところ、運営から「カテゴリ違い」として削除。運営からのメッセージには「地元のお店カテゴリで出し直してください」と明記されていました。
つまり実務的な原則はこうなります。
- 事業の宣伝・サービス紹介は「地元のお店」(営利OK・URLも書ける。ただしアクセスは少ない)
- 無料コミュニティの仲間集めは「メンバー募集」(アクセスは最大。ただし営利色・報酬%を書くと消える。実際、代理店募集は閲覧21で削除されました)
- 助け合いは純粋な「教えます」だけ(自社ページへの誘導は、URLはもちろん「◯◯で検索」もアウト)
アクセスが多い場所ほど、書けることが狭い。この交換条件を無視すると、投稿ごと消えます。
同じ勉強会に「2本目」を出す書き分け
アクセスの多いメンバー募集で、無料コミュニティ(名古屋AI経営勉強会)への誘導をもう1本出したい。でも同じタイトル・同じ本文の重複投稿は削除対象です。
そこで切り口ごと変えました。
| 1本目 | 2本目 | |
|---|---|---|
| 軸 | 「AI活用のゆるい情報交換コミュニティ」 | 「AIエージェントでAI駆動経営」 |
| 語り口 | コミュニティの案内 | 一人称の呼びかけ(〜しませんか) |
| 中身 | 概要中心 | 具体例4つ(フォルダ整理・集計・書類作成・小さな仕組みづくり) |
| 画像 | カフェ×アンバー | 紺×ワークショップ写真(世界観から変更) |
会社名・商品・価格の話は一切書きません。透明性のために「運営は名古屋でAIのシステム開発をしている者です。営業目的の場ではありません」の一行だけ残しました。同じ場所へ誘導しても、興味のアンテナが違えば別の投稿として成立する——これは複数LP×他社メディアの検証でやっていることと同じ考え方です。
結果、2本目は投稿から19分で91閲覧。1本目が4日で107ですから、立ち上がりは明らかに違いました。
——ところが、この投稿は数十分後に運営から削除されました。理由は「適切なカテゴリ以外に投稿する行為」。「教室・スクール」カテゴリで出し直すよう案内が来ています。詳しくは記事末尾の追記に書きました。
新着枠は、無料の広告枠だった
ただし正直に書くと、この91という数字の大半は「新着枠」の効果です。ジモティーは投稿直後にカテゴリ一覧の上位へ表示されるので、そこで一気に見られます。だから「2本目のほうが優れたコンテンツだ」と結論づけるのは早すぎます(数日後に同じ条件で比べたら、また報告します)。
面白いのは、同じ現象を別のプラットフォームでも観測していることです。コンテンツ販売のBrainでは、宣伝を一切せず深夜に出品した教材が5時間以内に売れました。あれも新着フィードの露出でした。
- 投稿直後の露出は、どのプラットフォームでも一度だけ無料でもらえる
- だからまとめて1本の大作より、刻んで複数本のほうが露出の総量は増える
- 「投稿する」こと自体が広告になる
これは小さな会社が広告費をかけずに露出を作るうえで、かなり実用的な法則だと思っています。
追記:この2本目は、公開直後に削除されました(削除3回目)
記事を書いた直後、運営から削除の連絡が来ました。
禁止されている行為:適切なカテゴリ以外に投稿する行為 投稿のカテゴリが異なるため掲載できません。「教室・スクール」カテゴリをご選択の上、新たに投稿を行っていただけますようお願い申し上げます。
同じ「メンバー募集」でも、1本目(4日で107閲覧)は今も生きています。何が違ったのか。
読み返すと明らかでした。2本目は「勉強しませんか」「◯◯の始め方を持ち寄る」と書き、AIにできること4つを具体的に並べた。つまり読み手には“講座・教室の案内”に見える文章になっていたのです。1本目は「情報交換の場です」という仲間集めのトーンで通していました。
ここから引き出せる基準は、かなり実用的です。
- メンバー募集で通るのは「仲間集め・情報交換」のトーンまで
- 「学べる」「教える」「始め方」を前面に出すと、教室・スクール判定になる
- 誘導先が同じでも、書き方のトーンでカテゴリ判定が変わる
「アクセスが多いカテゴリほど書けることが狭い」と本文に書きましたが、その”狭さ”は内容だけでなく語り口にも及ぶ——これが今回の授業料です。3回目にして、ようやく境界線の解像度が上がりました。
なお本文中の「19分で91閲覧」という数字自体は実測のままです。新着枠の破壊力は本物で、同時に、その枠に出す資格はカテゴリ適合が握っている、ということになります。
まとめ
- ジモティーはカテゴリで閲覧数が数倍変わる(メンバー募集 107 vs 地元のお店 44)
- ただしアクセスが多い場所ほど書けることが狭い。踏み外すと削除(2回経験済み)
- 同じ誘導先でも切り口・語り口・画像を変えれば2本目が出せる
- 新着枠は無料の広告枠。刻んで出す方が総露出は増える
- ただし語り口ひとつでカテゴリ判定が変わる。「学べる・教える」はメンバー募集では通らない(3回目の削除で判明)
数字が出たらまたここで公開します。うまくいってもいかなくても、実測値ごと出すつもりです。
関連リンク
- 今回の投稿: AIエージェントでAI駆動経営を一緒に勉強しませんか(ジモティー・カテゴリ違いで削除済み)/生きている1本目: 名古屋AI経営勉強会
- 誘導先: 名古屋AI経営勉強会(参加無料・匿名OK)
- 宣伝・求人を無料掲載できる掲示板: Kurage BBS
- 実験の全体像とダッシュボード: 複数LP×他社メディア誘導の実証実験