Decap CMSで自社サイトを1時間で公開した実例——xb4g.comの構築記録と、同じものを手に入れる4つの経路
名古屋でAIシステム開発の会社をやっています。今朝「WordPressの保守から卒業する」というテーマでDecap CMSの日本語導入キットを公開しましたが、売っている道具を自社の本番で使っていないのは不誠実だと思い、その日のうちに自社の新サイトをDecap CMSで構築・公開しました。この記事はその実例報告と、同じ構成を手に入れる経路の仕分けです。
作ったもの: xb4g.com(第4世代エクスブリッジの全サイトリンク集)
- https://xb4g.com/ — 当社の全サイト・AIプロダクト41件を載せたリンク集(掲載前に全URLの死活を実測)
- 構築からコンテンツ投入・公開までの作業時間は約1時間強(AIエージェントとの共同作業)
- 新規の月額費用は0円。サイト本体は手持ちの共有レンタルサーバー、記事データはGitHub、管理画面はDecap CMS
- ブラウザの編集フォームで保存すると、GitHubに記録が残り数秒で本番に反映されます(Webhook連携も実測済み)
実運用して分かったこと
AIエージェントとの相性が想像以上でした。 Decapの中身は「ただのファイルとGit」なので、41サイト分のデータはAIがスクリプトで数秒で一括生成、編集フォームの項目定義も設定ファイルに数行書くだけ。人間は管理画面から、AIはファイルから、同じ場所を安全に編集できます。
一方で、認証まわりのバグを2つ実際に踏みました。 ①Decapが認証URLの後ろにパラメータを継ぎ足す仕様に中継が未対応で止まる ②ブラウザがポップアップと親画面の接続(window.opener)を切り、ログインが「認証処理中…」のまま固まる——②は別経路(BroadcastChannel)を追加して解決しました。2つの修正はその日のうちに導入キットへ反映済みで、今から購入する方は踏みません。「自社の本番で踏んだバグごと手順書にする」のがキットの価値です。
同じものを手に入れる4つの経路
経路1: 無料でやる(エンジニア向け)
Decap CMS本体は無料(MIT)です。GitHub Pagesまたは手持ちのサーバー+OAuth中継の自作で構築できます。英語ドキュメントとOAuthが読める方はこれで十分です。
経路2: 導入キット 5,500円(Kurage App Store)
当社の実測手順書+認証中継PHP(バグ2件対策済み)+サイト雛形+AIエージェント用の構築指示書のセットです。今日のxb4g.com構築と同じ部品が入っています。
経路3: Brainで読む 5,500円
同じ手順書とソース全文をBrainの記事として収録した版です。
経路4: 作ってもらう 110,000円〜
- サイトごと新しく: バイブプロトタイピング(最短1営業日・税込110,000円〜) — xb4g.comが1時間強でできたのはAIとの共同作業の型があるからで、これはその型をお客様のサイトに適用する開発サービスです
- いまのWordPressからの引っ越し・構築代行: バイブOSSカスタマイズ(税込110,000円〜)
どれを選ぶべきか
- GitとOAuthが分かる → 経路1(無料)
- 自分で(またはAIと)構築したい。詰まりどころは迂回したい → 経路2/3(5,500円)
- 作るところから任せたい・移行したい → 経路4(構築代行)
制作の経緯と技術的な裏話はnoteの実録記事に書きました。「紹介した道具を自分の本番で使う」を続けていきます。