オープンソースCRM「Krayin」が日本語対応に——当社の2,066キー全訳が本家v2.2へ正式マージされました
名古屋でAIシステム開発の会社をやっています。8月に公開したオープンソースCRM「Krayin」の日本語化に、続報があります。当社が本家に送っていた日本語翻訳(2,066キー)のプルリクエストが、2026年9月1日、正式にマージされました。
- マージされたPR: krayin/laravel-crm#2638 — feat: add Japanese (ja) locale
- マージまでの実録(note): スター2.3万のOSSに日本語がなかったので、2,066キー全部訳して送ったら本家にマージされた
Krayinとは
Krayinは、Laravel製のオープンソースCRMです(MITライセンス・GitHubスター23,000超・開発元はインドのWebkul)。リード管理のかんばん、顧客台帳、活動記録、見積、ワークフロー自動化——中小企業の営業管理に必要な機能が揃っており、ライセンス費ゼロで商用利用・改変が自由です。Salesforceのようなクラウド型CRMの、買い切り・セルフホストの代替候補になります。
唯一の弱点が「日本語ロケールが無い」ことでした。当社はこれを、管理画面・インストーラーを含む4パッケージ・2,066キーの全訳で埋め、本家へ還元しました。
日本語で使うには
- v2.2以降(これから): 本家をインストールし、言語設定で日本語を選ぶだけです。翻訳は本家の開発フローで保守されます
- それ以前のバージョン: 当社のkrayin-jp(jpブランチ)から言語ファイルを適用できます。手順はスクリーンショット付き導入ガイドにまとめています
「本家に返す」を選んだ理由
日本語化を自分のリポジトリで配り続けると、本家の更新に追従する保守が永久に残ります。本家にマージされれば、その保守は本家の開発フローに引き継がれ、翻訳は日本のユーザー全員の共有資産になります。全キーを訳し切る・プレースホルダを機械検証する・日本語UIのスクリーンショットをPRに添える——レビューする側の負担を下げる作り込みが、マージへの近道でした。詳しくはnoteの実録に書いています。
Salesforceからの乗り換えを検討している方は、Salesforce代替の検討ページもどうぞ。CSVでのデータ移行や、日本語での構築・カスタマイズは当社で請け負えます。